悪天に負けず?八ヶ岳に行ってきました。
5/4
自宅(4:00-7:10)赤岳山荘・P(7:34-9:30)摩利支天沢(9:43-10:32)行者小屋=BC設営(12:00−13:00)文三郎新道・トラバース点(13:10−−主稜取付(13:25-15:53)赤岳頂上小屋=赤岳頂上(16:13-17:10)BC
5/5
BC(5:45-6:10)中山乗越(6:10-7:00)下部岩壁・取付(7:10-8:15)上部岩壁・取付(8:15-9:30)終了点(10:00-10:27)地蔵尾根・分岐(10:30-11:00)BC=撤収(12:00-13:40)赤岳山荘=温泉=食事(15:30-19:50)自宅
やってきましたGW。
今年は隊長と3泊4日で剣岳の剣尾根・R4の継続を考えていたが、会の若手の宮が開業のため田舎へ帰るというので、記念にと思い彼の希望を聞き、2泊3日で八ツ峰・源治郎尾根を計画した。
しかし天気が整わない。天気予報とにらめっこが続く日々。そして前日の午後、かの猪熊予報士から5/4の中日に吹雪の予報がでた。
ダメだこりゃー。転戦を決める。
さーどこにしよーか。南アも同じだろうから、「困ったときの八ヶ岳」頼みとする。八ヶ岳なら吹雪かれてもなんとかなるだろう。てことで、1日送らせて5/4-5の1泊で計画した。
5/4(1日目)
うす曇の中出発。時間が速いので、道中スーイスイ。が、八ヶ岳が近づいてくると雨が降ってきた(*_*)マジですか。。。八ヶ岳山荘で登山届を出すときには本降り。おもーい気分で赤岳山荘への林道に入る。カッパを着て歩いてる登山者も数人いた。道は冬より凸凹だった。
赤岳山荘に着き、奥の駐車場へ車を止める。やはり車は少ない。GWというのに半分近く空いていた。全く動く気のない俺と隊長と尻目に、宮はそそくさと準備を始めている。すっかりケツをたたかれたオジサン二人も重い腰を上げる。救いは雨が小降りになったことだけ。天気と行先ばかり気にしていた俺は防水対策を忘れ、使用2回目のザックの防水性に全てを託す。

美濃戸山荘にも人はまばら。やる気がないのでゆっくり歩いてると、宮が「こんな遅くて着くんですか?」とのたまう。やる気がないので「だーいじょーぶだー」とだけ答える。道は新しい橋があったりしたが、崩壊箇所は相変わらずだった。摩利支天沢出合は倒木がたまり、土砂崩れがあったようで、広くなっていた。2回休憩し、行者小屋へ到着。最後の河原と樹林帯がいつも「こんな長かったっけ」てかんじで嫌いだ。うれしいことに雨にはほとんどやられなかった。

テントも人もまばらで、結構さみしい。まーこんなもんかなー。すぐにテント設営。上部岩壁はガスが切れて、たまーに見えるだけ。雨で出鼻をくじかれ、疲労感たっぷりの俺は、ほとんど登る気はなかったが、宮はやる気満々。隊長も行こうとゆーので、仕方なく出発。当初は中山尾根の予定だったが、こんな天気なんで、赤岳主稜をサクっと登ろうということになった。
歩き始めて間もなく、雨が降り始める。先頭を歩く俺は何度も後ろを振り返り、「やめにしない?」と訴えたが、ぜーんぶ却下された。雨はそのうちアラレに変わる。

ハーハーいーながら急な文三郎尾根を登り、主稜トラバース地点に到着。このころは天気も回復し、やる気も出てきた。春の八ヶ岳は初めてだが、どんなもんだろう。登攀準備をして、取付目指し直線的に雪渓をトラバースしていく。トレースは途中で終わってた。なぜだろう???

チョックストーン手前でザイルを出し、俺リードでクライムオン。
1P 30m
出だし核心。足場の雪が崩れ、岩のスタンスを使い乗越す。そのまま左のルンゼを登り、バンドを右上。ペツルの完璧なビレイ点あり。予想通りザイルの流れが悪く、引っ張るのに大変疲れる。
2P 40m
10m岩を登り稜上へ。あとは歩き。雪で岩がコンクリートされてなく、浮き岩だらけでとても神経を使う。

3P-4P
ほぼ歩き。45mづつにハンガーボルトが設置されてた。岩壁にぶちあたる所を直登しようか迷ったが、雷様が鳴って天気も悪くなってきたんで、やめて雪渓を右上する。ホントは疲れてたんで行きたくなかった・・・。もうザイルを引っ張るのが二人の登行速度に追いつかない(*_*)
5P
やっと岩登り。2か所ほど3級+。ここは浮き岩が少なかった。雷様が近づき、強風に霰。ヤバイなーと思ったが、あっという間に遠ざかっていって一安心。

6P
凹角スタートで実質そこで終わり、あとは歩き。二人を迎え、完登の握手。ザイルをたたみ、ガチャ類を整理して頂上小屋へ。

小屋前で休んでから赤岳山頂へ。一面ガスで記念撮影のみ。文三郎を下るが、最後に雨につかまり、行者小屋に逃げ込む。結構な降りなんで、小屋の座敷に上がり、ビールとおでん。1時間ほどで雨が小降りになったんで、テントへ戻り、宴会。調子の悪い俺は、途中で寝てしまう。また起きたが、用意したすき焼きもほとんど食べず、早いお開きとなった。夜中は風雨。
5/5(2日目)
目が覚めると、二人が朝食の準備をしていた。まあまあよく眠れました。が、食欲はなく、コーヒーとパン1個で終わり。今日は中山尾根にする。調子が悪いので行くか迷ったが、まー短いから大丈夫だろうと、行くことにする。天気は曇りで、風が強く、雲の動きが速い。岩壁はうっすら白化粧をしてイー雰囲気だ。
出発してすぐ、飲み物を忘れたことに気づき戻る。頭もボケてるみたいだ。中山乗越で待ってた二人に合流し、尾根を登る。トレースは数日前のがかすかに見える程度。固い所を選ばないと雪を踏み抜く。1時間ほど頑張り、下部岩壁に到着。

天気は回復しているようだが、風が強く寒い。気温は−2度だった。一汗かいたら調子が良くなってきた。まったく天邪鬼な体だ。今日は隊長にリードを楽しんでもらう。
1P

本来の左のルンゼ状からではなく、直上してみる。フォローなんで練習と思い、オーバーグローブをしたままフリーで行ってみるがムズイ。仕方なくオーバーグローブを取り、フリース手袋で登る。4級+ですな。
2P

岩を左上し、草付。丁度いいホールドに氷が着いててムズかった。コンテで上部完璧まで。
3P

凹角を登る。面白いピッチだった。4級ありそう。
4P

ピナクルへ向かう。
5P


時間があるので、ルンゼ状を直上。ハンガーBTあり。出だしのみ、あとは簡単。日ノ岳稜のテッペンに出る。石仏様あり。

終了と同時に快晴となり、360度眺望のご褒美。



大休止し、地蔵尾根を下る。BCを撤収し、下山。あまり飲み食いしなかったんで荷物は大して軽くはならなかった。氷化した部分があるので、アイゼンを着けたが、雪がないところは、やはり辛い。もーいーだろってところで休憩を兼ねてアイゼンを外す。2時間弱で、赤岳山荘に到着。すっかり天気の良くなって、暑いくらいだった。
帰りはいつものように縄文の湯につかり、いじわるばあさんで食事。高速は渋滞で松井田妙義ICで下りたが、失敗。吉井あたりで高速を見ると結構流れていた。渋滞を我慢してれば、もっと早く帰れたみたいだなあ。
今回はまいった。天気が悪くて計画は二転三転。でも珍しく転戦の甲斐あって、2本登れたから良かった(^_^)/